猫が来る!

The Cat coming!

【アイマス】Episode of Jupiter

個人的に、EOJで一番好きな点は、「劇場版アイドルマスター 輝きの向こう側へ」(以下「劇場版」。)とリンクしたところです。

 

私の劇場版での数少ない不満の一つに「Jupiterは(ほぼ)ただ出てきただけ」というところがあります。

 

アニメ「アイドルマスター」においてJupiterは、冬馬というリーダーの決断で961プロという業界最大手を辞める、という経験を積んでいます。
リーダーとしてみんなを引っ張ることに悩んでいる春香にとって、冬馬はある意味では「リーダーの先輩」であり、何かの気付きのきっかけとしての役回りをJupiterに与えることは十分できたはずです。
※同じように竜宮小町のリーダー経験のある伊織が、従来の作中での春香との距離感以上に、春香にとって重要な役回りを果たしたように。

例えば、「ふんっ! 765プロなんてすぐ追い抜いてやるぜ! 覚悟してろよ!」の後に北斗や翔太に「まあ、今のおれたちが言ってもちょっと弱いかな。でも…」「そう、冬馬くんが言うと、なんだか本当にできちゃいそうな気がしてくるんだよね」などの冬馬の決断や決意への信頼を示すようなセリフがあって、春香がそれに何かを感じるようなシーンがあるだけで「Jupiterは、ただ出てきただけ」ということもなくなったのではないでしょうか。

 

しかし、EOJで「冬馬もあの時同じように悩んでいた」「冬馬の決断でその悩みを乗り越えた」ということが示されたことで、劇場版のJupiterの意味が改めて生まれたのではないでしょうか。

 

そんなわけで、自分の中での劇場版は、EOJを経て本当の意味で完成したのでした。

 

家庭用新作に315プロが出ないのだけれど、その分どこかでフォローしてくれると信じている。